弊社の『ひきよせ』が、このたび 2014 年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
特に「無垢材から切り出した場合に比べ、木材の量が1/3で済む『木地挽き』技法は、
材料を無駄にしないが、コストがかさむ。
そのプロセスを明らかにし、商品のデイレクションをトータルに行うことで、デザインが際立て、価値が高まった。
ひとつひとつのアイテムをデザインするだけではなく、技術をビジュルアルにデザインし、
伝える手段を洗練したところに、このプロジェクトの成功がある。」として高く評価されました。
『ひきよせ』とは…
「寄木をろくろで挽き、豊かな食を引き寄せる器」です。
「木地挽き」と呼ばれる技法で作られ、まず板を棒材にして割れや節のある材を除き、一枚の寄木の板にします。
それを断面が斜めになるように3つの輪にカットし、内側の円板を底面に、
外側の輪を上段に接着することで立体の器ができます。
そのため無垢から削るのと較べて1/3の材料で済み、各段を90°回転して接着することで割れやゆがみを抑えています。
つまり、ひきよせは材料に無駄がなく、寄木の意匠が美しい頑丈な器なのです。
3段の高さと5つの直径からなる15アイテムはヒノキ、メープル、ウォールナットの3樹種があり、
45種の器が日々の食卓を豊かにします。
グッドデザインエキシビション 2014にも展示されます。
グッドデザインエキシビション 2014(G展)
GOOD DESIGN EXHIBITION 2014
2014年10月31日(金) – 11月4日(火) 11:00 – 20:00(最終日18:00終了)
ぜひ足をお運びください!